障害平等研修(Disability Equality Trayning略してDET)とは?
障害当事者がファシリテーターとなって進めるワークショップ型の研修です。対話を通じた「発見」を積み重ねていくなかで、差別や排除など、社会のなかにある様々な「障害」を見抜く力を獲得し、それらを解決していくための行動を形成します。研修を通して、「障害は障害者が努力して解決するべき」から「障害は周りの環境をみんなで変えることで解決していける」という意識の変革をもたらします。
笠間市立みなみ学園義務教育学校の小学6年生、約20名を対象に障害平等研修をやらせていただきました。
おとなしい生徒さんが多いと事前にお聞きしていましたが、生徒さんひとりひとりが「障害」について真剣に考え、時間が経つにつれ、グループでの議論も活発になっていました。「子どもたちが授業に積極的に参加していて、感心しました」と、先生方からも感想をいただきました。
学校にある「障害」を解決する行動として、「廊下に置いてある荷物を片付けて、車いすで通れるようにする」「車いすで安全に校内に入れるルートを地図に書いて掲示する」「校内放送で読まれる原稿を掲示する」など、素晴らしい意見がたくさん出ていました。今度、また学校に伺うことがあれば、生徒さんが実際にどんな行動を起こしてくれたのか、見てみたいと思います。
これからも自分の周りにはどんな「障害」があるか考え続けてもらえると嬉しいです。
みなみ学園義務教育学校の生徒の皆さん、先生方、貴重な機会をくださり、ありがとうございました。
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