重度訪問介護改正情報
重度訪問介護(以下「重訪」という)の訪問先は自宅までの訪問だけでしたが拡大されて、最重度の障害者が医療機関に入院時も重訪の利用が出来るようになりました。
以前は重訪の支援が受けられなく、特殊な介護が必要な者が、介助の経験が少ない看護師に介助方法を伝えるのは大変です。その影響で体位交換がうまくいかず、苦痛に感じ退院を早めて更に体調を悪化させてしまいます。
重訪の訪問先に病院が追加された事により、入院中でも利用者の介助方法を詳しく知っているヘルパーを派遣することができ、介助方法を正確に看護師に伝えるなどの支援をすることが出来ます。
入院中に必要となる重訪の具体的な内容は、ナースコールを代わりに押す、見守り、意思伝達装置の調整、普段の介助方法を伝えるなどです。
自分も入院した経験がありますが、看護師に介助方法を伝えるのはとても苦労して、自宅で静養するより逆に疲れてしまったなと感じました。重訪が拡大されたので、体調不良で入院した時は安心して療養することが出来ます。
それと重度訪問介護等の外出の部分が変更され、原則として1日の範囲の外出に限定していた文書が完全削除されました。
これで、泊りがけの外出が完全に自由になり(全都道府県の全市町村で適用)、月の支給時間数内であれば自由に旅行も出来ます。
今までは一部の自治体などが1泊以上の外出は完全に認めていない所もありました。これからは法律と同じなので、今まで1泊以上の外出を禁止していた自治体でも、禁止することはもう出来ません。
これにより、旅行などで障害者が全国各地に出向くことが出来るので、さらにバリアフリー化が加速して、誰もが住みやすい社会作りにつながっていくのかなと感じます。
三浦 大輔
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